成功事例:純米大吟醸「獺祭」(旭酒造株式会社)

 

日本で、世界で、破竹の勢いで市場を開拓している純米大吟醸「獺祭」(だっさい)。
もしこの成功の秘密を自社に取り入れることができれば、同じような大成功を手に入れられるはず!
知られざる成功の秘密。事業拡大の経緯。代理店との関わり。など。
メーカー・代理店・FC本部必見の内容です。
 
成功事例:純米大吟醸「獺祭」(だっさい)
商品と市場の発想を転換し、日本を代表する酒メーカーに

 
もくじ
Ⅰ 純米大吟醸「獺祭」とは
Ⅱ 地元の弱者から日本を代表する企業に
Ⅲ 商品と市場の発想を転換
Ⅳ 卸との関係を捨て直接代理店取引を
Ⅴ 代理店に何を伝えていくのか
Ⅵ 広告費は使わず商品に回す
Ⅶ 海外進出を含めた今後の展開
Ⅷ まとめ

  普段日本酒を飲まなくても、獺祭(だっさい)という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。幻の酒、高級酒、世界進出に成功している酒、などがみなさんのイメージではないでしょうか。

 製造しているのは旭酒造株式会社。山口県の山奥に本社と製造工場がある社員・パートを併せて100名程の会社です。国内では約750の代理店(酒屋や飲食店)が獺祭を扱い、海外には20ヶ国に進出中。元は1770年から酒造りを続けてきた酒蔵で、旭酒造となって3代目の桜井社長が指揮を取ります。

 獺祭は、安倍晋三首相がオバマ米大統領やプーチン露大統領にプレゼントしたことでも知られます。現在の世界中での日本酒ブームも獺祭がリードしてきました。日本を代表する酒、日本を代表する酒メーカーとなっている一方、国内では人気が出すぎて手に入らないことや、1本3万円以上する商品もあることから、幻の酒というイメージが強い。

 原料には最高級品の山田錦を酒米として使用し、50%以下に磨いて(精米)作る。50%以下のものは純米大吟醸という分類になり、旭酒造ではそれ以外の酒は基本的には造らない。磨けば磨くほど雑味がなくなり…..

全文のダウンロードはこちら
成功事例:純米大吟醸「獺祭」

関連記事

おすすめ記事

  1. 代理店の仕組みを考える 代理店を活用した事業展開(代理店マーケティング)の成功の鍵は、「ビジネスモ…
  2. ご質問(全文) 代理店がなかなか商品を売ってくれません。 報奨金制度や販売数に応じて卸価格を下げる…
  3. 代理店・FC(フランチャイズ)を増やしたい。 本部がそのように思う一方で、代理店・FCの立場では「…
  4. 独占禁止法については会員様からも多くのご相談を受けます。 今回、公正取引委員会にて独占禁止法につい…
  5. これから代理店制度を構築しようとしている企業様からは同様のご質問をよく頂戴いたします。 この代理店…

ピックアップ記事

  1. 秘密保持も必要ですので、契約が締結してから渡すことがベストです。 もし、代理店契約を検討してい…
  2. すでに本部として活動されている場合も、これから本部として活動される場合も、事例をまだまとめていないの…

最近の投稿

  1. せっかく代理店やフランチャイズの候補者が申込をしてくださっても「加盟金」などの資金不足で断念せざるを…
  2. 代理店やフランチャイズ展開をする企業の多くは、細部の設定にこだわる。 ・加盟金 ・研修費 …
  3. 代理店本部の方の多くは「相手は販売のプロだから、あまり余計な話をしない方が良い」と考えています。 …
ページ上部へ戻る