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代理店・加盟店候補にも「心を尽くす」対応が必要
- 2018/12/10
- 代理店/FCを増やす
ある本部の方からこんな相談がありました。「応募者の質があまりにも悪いので、募集をやめようと思う」
一見すると、ああ、そういう判断もありますよね、と思いがち。しかしこの言葉をよく見てみると本質的な問題が見えてきます。
最近、テクニック的な話が多かった。
今回は内面的なことについて考えてみよう。
「応募者の質」という言葉が出てきました。
これは実際に会って判断したことでしょうか?
いいえ。
そのほとんどは、電話だけでの判断です。
電話で相手の質が悪いと判断するにはいくつか考えられます。
・言葉が横柄
・加盟金が払えない(と言われる)
言葉が横柄だと感じる場面は時折あります。
でも、自分だってそうですよね。
急いでいる時や機嫌が悪い時にかかってきたら、つい態度に出てしまいます。
この一瞬で「ああ、この代理店は質が悪いから、話を続けるのはやめよう」と判断していいものでしょうか?
次に、加盟金が払えない(と言われる)のはどうでしょうか?
そもそも初めて電話した段階で10-20分程度の中、加盟金の高い、安い、という話が出るのはおかしいです。
これもテクニックになってしまいますが、相手が欲しい、といっていないのに料金を提示してはいけません。
つまり、この2つの考えてみただけでも「本部の能力不足」だと判断できるのです。
そこで、今回のテーマ「心を尽くす」を考えてみましょう。
心を尽くすとは、
・心の底から思ってする
・できる限りのことをする
・精魂を傾ける
・精神をすり減らす
・心の中のものをすべて出し切る などの意味。
代理店や加盟店候補の方が、問合わせをしてきているのは「何らかの課題」があるから。
まずは相手の状況をしっかり聞いて、自社に加盟した方がいいのか、しない方がいいのか、プロとしてアドバイスしてあげるのが筋。
相手が年長者の場合は、かなり横柄な態度だと感じることもあるかも知れません。
でも、状況は同じ。
困っているなら助ける。
「冷やかしで連絡してくる人はいませんか?」
と相談されることがありますが、世の中そんなに暇な人はいません。
冷やかしだったと、自分のスキルを棚に上げている本部の人はいるでしょうけど、実際に冷やかす人はいないと思われます。
時には心無いことを言われることもあります。
「どこでこの電話番号を知ったんだ」とか「営業電話はやめてくれ」とか。(リストを提供したのは自分なのに!)
それでも本部としては、最良のご縁をいただく機会と思って「心を尽くして」対応していただきたい。
親身になって話をすれば相手も応えてくれます。
上から目線で横柄な態度で電話をかければ、相手だって不機嫌になります。
そういうものです。
いかがでしょうか?
なかなかゆっくり自分の心の中をのぞくことはできませんが、「心を尽くしているかどうか」確認してみてください。
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