代理店・加盟店候補にも「心を尽くす」対応が必要

 

ある本部の方からこんな相談がありました。「応募者の質があまりにも悪いので、募集をやめようと思う」
一見すると、ああ、そういう判断もありますよね、と思いがち。しかしこの言葉をよく見てみると本質的な問題が見えてきます。

最近、テクニック的な話が多かった。
今回は内面的なことについて考えてみよう。

「応募者の質」という言葉が出てきました。
これは実際に会って判断したことでしょうか?

いいえ。
そのほとんどは、電話だけでの判断です。

電話で相手の質が悪いと判断するにはいくつか考えられます。

・言葉が横柄
・加盟金が払えない(と言われる)

言葉が横柄だと感じる場面は時折あります。
でも、自分だってそうですよね。
急いでいる時や機嫌が悪い時にかかってきたら、つい態度に出てしまいます。

この一瞬で「ああ、この代理店は質が悪いから、話を続けるのはやめよう」と判断していいものでしょうか?

次に、加盟金が払えない(と言われる)のはどうでしょうか?

そもそも初めて電話した段階で10-20分程度の中、加盟金の高い、安い、という話が出るのはおかしいです。
これもテクニックになってしまいますが、相手が欲しい、といっていないのに料金を提示してはいけません。

つまり、この2つの考えてみただけでも「本部の能力不足」だと判断できるのです。

そこで、今回のテーマ「心を尽くす」を考えてみましょう。

心を尽くすとは、
・心の底から思ってする
・できる限りのことをする
・精魂を傾ける
・精神をすり減らす
・心の中のものをすべて出し切る などの意味。

代理店や加盟店候補の方が、問合わせをしてきているのは「何らかの課題」があるから。
まずは相手の状況をしっかり聞いて、自社に加盟した方がいいのか、しない方がいいのか、プロとしてアドバイスしてあげるのが筋。

相手が年長者の場合は、かなり横柄な態度だと感じることもあるかも知れません。
でも、状況は同じ。
困っているなら助ける。

「冷やかしで連絡してくる人はいませんか?」
と相談されることがありますが、世の中そんなに暇な人はいません。
冷やかしだったと、自分のスキルを棚に上げている本部の人はいるでしょうけど、実際に冷やかす人はいないと思われます。

時には心無いことを言われることもあります。
「どこでこの電話番号を知ったんだ」とか「営業電話はやめてくれ」とか。(リストを提供したのは自分なのに!)

それでも本部としては、最良のご縁をいただく機会と思って「心を尽くして」対応していただきたい。
親身になって話をすれば相手も応えてくれます。
上から目線で横柄な態度で電話をかければ、相手だって不機嫌になります。
そういうものです。

いかがでしょうか?
なかなかゆっくり自分の心の中をのぞくことはできませんが、「心を尽くしているかどうか」確認してみてください。

一般社団法人日本代理店協会ではコンサルティングも行っています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
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