代理店・フランチャイズの加盟条件に段階をつける
- 2018/6/22
- 制度構築
貴社では、加盟の種類をいくつ設けていますか?
代理店やフランチャイズの仕組みを考える時に、1パターンしか用意していないことがあります。
あるいは2つ、3つと用意してあっても、その差が明確でない場合があります。
差が明確であることが重要ではなく、それぞれが魅力的かどうかに焦点を当てることが必要です。
「うまい!」と思わせるのは、契約や報酬受け取りの期間に差を設けているパターンです。
初期費用・加盟金や、卸価格・報酬額(率)の多い少ないに差をつけるのはもちろん。
期間に関して差を設けられると、選ぶ方も本気になります。
選ぶ側の立場に立ってこの点を見てみましょう。
「加盟金はできるだけ少ない方がいい」
「手元資金からすると30万円のコースを選びたい」
「でも300万円のコースの方が断然お得、借入してでもこちらを選ぼうか」
このように思ってもらえるような差がついていると「うまい!」と感じます。
ここでお伝えしたいのは、小手先のテクニックではなく「どうしたら本気でウチの事業に目を向けてくれるか」です。
本気でやりたい、という意思を持ってもらえれば、そこから先は本部が手伝ってあげるだけで必然的に成功していきます。
これが分かっていないと、他社の制度をそのままコピーして「うまくいかない」と悩むことになります。
候補者(社)は一大決心をして、貴社のビジネスに取り組もうとしているのですから、どれだけ真剣に相手の成功を考えてあげているかが、制度構築の成功の秘訣といえます。