売上を伸ばすには未来のことを真剣に話さなければならない

 

代理店の売上を伸ばすためには、行動と結果を数字で管理し指導や支援をする必要があります。
しかし数字を追いかけるだけでは、良い結果が生まれません。
なぜならば、代理店が自ら進んで売りたいと思わなければいけないからです。

では、どうすれば自ら進んで売りたいと思ってもらえるでしょうか?
良い報酬、良いキャンペーン、良いセールスツール・・・
それももちろん必要ですが、重要なのは将来の話です。

本部は、代理店の将来のことを真剣に考えるべきです。
売上をあげましょう、利益がこれだけ残ります、という話は表面的すぎです。
代理店が法人にしろ、個人にしろ、その代理店の将来像について話し合うことが必要です。

にんじんをいつまでも本部が与え続けるのではなく、代理店が自分でにんじんをぶら下げるようにしましょう。
代理店がどのようなことを望んでいるのか、どのような将来に向かってなら頑張れるか。
その将来を引き出し、気づかせ、原動力とするのは本部の役目です。

会社をここまで大きくしたい、安定した収益を作って家族を守りたい、などの将来です。
そのための分かりやすい目標として、みんなで海外に社員旅行に行こう、自分へのご褒美に◯◯を買おう、などを設定するのも良いでしょう。
恐る恐る売上の話をするよりも、将来の話とセットにすることで、何のための売上かを意識することになります。

まだ代理店と将来の話をしていないのなら、今日からすぐにでも始めましょう。

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