商品の価格設定について

 

代理店事業を成功させるためには、商品・サービスの価格を見直さなければいけない場合もあります。
これから価格を決める際にも役立つ内容になっていますので是非ご確認ください。

1.同業他社の価格に合わせない
他社に合わせる、もしくは他社よりも下げようと、安くしてしまってないでしょうか?
事業にとって利益は1円でも多くしなければいけません。
ところが、多くの企業が「多くのお客様に買ってもらおう」と価格を安くしてしまう傾向があります。
これでは十分な広告宣伝を行うことも、代理店に対して十分な報酬を設定することもできません。

2.価値を高めて価格を上げる
薄利多売で収益を上げられるビジネス以外は、価格を上げる戦略を取ります。
ただ価格を上げただけではお客様に購入していただくことはできません。
そこで、お客様がその商品・サービスを使ってどのような結果を得たいのかを考え、
その価値を最大限に高める方法を考えなければいけません。

3.パッケージ化する
お客様にとっての価値を高める方法の一つに、パッケージ化があります。
ただ一つの商品を販売するだけでなく、その商品を使う際にあると便利なもう一品を加える。
商品にサポートサービスを加える。
使い方の教室を入り口にして、オススメ商品として価値(価格)を高める。
など、組み合わせを考えてみてみましょう。

4.ターゲットを特性する
使い方が沢山あるので、みなさん使ってください、というメッセージを投げかけていませんでしょうか?
対象が広くなればなるほど、価値は薄まり、価格も下げないと売れなくなります。
せっかく代理店という方式を取るのですから、それぞれのターゲットごとに販売する戦略を取りましょう。
医師専用、30代向け、女性限定、不動産会社用・・・
ターゲットを狭くすればするほど専門性が高くなり価値も高めることができます。
全く同じ商品であっても、シールを張り替えたりパッケージを変え、ターゲットに合わせていきましょう。

5.価格をテストする
チラシなどの広告物と同じように、価格もテストする必要があります。
一時期マクドナルドがハンバーガーの値段を上げたり下げたりしていたのを覚えているでしょうか。
値段が高いから売れないとか、安いから売れるとか、それは実際に売ってみなければ分かりません。
同じように代理店を募集する際の加盟金もテストしてみる価値があります。
(実際に無料から200万円に加盟金を変更して成功した例もあります)

価格はメーカーにとっても代理店にとっても商品・サービスの内容以上に重要な要素です。
是非、上記を参考に適正な価格を設定していきましょう。

無料相談はこちらから

関連記事

おすすめ記事

  1. 代理店・FC(フランチャイズ)を増やしたい。 本部がそのように思う一方で、代理店・FCの立場では「…
  2. ご質問(全文) 代理店がなかなか商品を売ってくれません。 報奨金制度や販売数に応じて卸価格を下げる…
  3. 独占禁止法については会員様からも多くのご相談を受けます。 今回、公正取引委員会にて独占禁止法につい…
  4. これから代理店制度を構築しようとしている企業様からは同様のご質問をよく頂戴いたします。 この代理店…
  5. 代理店の仕組みを考える 代理店を活用した事業展開(代理店マーケティング)の成功の鍵は、「ビジネスモ…

ピックアップ記事

  1. 中国で代理店ビジネスを始めたいという企業様に対し、最初にお聞きするのが「代理店ビジネスをはじめたい商…
  2. 不況と言われる飲食業界において、活気を見せるカキ業界。その立役者が「日本オイスター協…

最近の投稿

  1. せっかく代理店やフランチャイズの候補者が申込をしてくださっても「加盟金」などの資金不足で断念せざるを…
  2. 代理店やフランチャイズ展開をする企業の多くは、細部の設定にこだわる。 ・加盟金 ・研修費 …
  3. 代理店本部の方の多くは「相手は販売のプロだから、あまり余計な話をしない方が良い」と考えています。 …
ページ上部へ戻る