契約条件はどのようにすれば良いか?
- 2018/3/9
- 質疑応答
あるデザイン性が高いハンドメイド製品のメーカー様からのご質問です。
「1.販売パートナー企業と弊社はどのような関係(契約内容)とすべきか。
2.その際、契約内容として、どんな前提・条件を盛り込めばよいでしょうか。
3.仕切り%はどれくらい・どのような(段階)ものにすればよいでしょうか。」
というご質問でした。
まずこれらの細部を決めてしまう前に「どうすれば売れるか」「どうすれば売ってくれるか」を考える必要があります。
特に、販売価格が高く、生産量が限られる製品の場合は、ブランディングをどのようにするかが重要です。
噛み砕いてお伝えすると、
1.誰がお客様か(財布の持ち主)
2.どういう理由で買うか
3.どういうシチュエーションで買うか
をまずはイメージします。
そうすると、贈答品として買う、自分へのご褒美として買う、自分が経営するお店で使うために買う、などのアイデアが出てきます。
次に上記を実際にテスト販売してみると良いです。
価格はどうか、見せ方はどうか、セールストークはどうか、などが分かってきます。
さて、これからが本番です。
今度は販売パートナーにこの製品を取り扱ってもらいたいので、契約条件を作っていくことになります。
1.販売パートナー企業と弊社はどのような関係(契約内容)とすべきか。
委託販売、卸販売、フランチャイズ、紹介のみ、など様々な方法があります。
これも、どうすれば売れるか、どうすれば売ってくれるか、を考えながらテストしていきます。
2.その際、契約内容として、どんな前提・条件を盛り込めばよいでしょうか。
例えば、ハイブランドを目指して売る場合には、研修を必須にしたり、販売員のライセンスを発行したり、と考えられます。
3.仕切り%はどれくらい・どのような(段階)ものにすればよいでしょうか。
他社のを見るとこの部分だけ工夫すれば売ってくれるのでは?と思ってしまいがちです。
数字での条件よりも、仕組みで「売れる!」と思えば「売らしてください!」となるので、そちらを工夫する方が先です。
せっかく良い製品、良いサービスを開発したのですから、最後に手を抜かずに、「売らせてください!」といえる魅力を考えましょう。
当協会ではそのことを金銭的な価値(報酬)とは別に「インセンティブ」と称して考えることを推奨しています。
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