代理店のために名刺を作ることがあると思います。
また、実際に代理店からそのような要望も出ます。
この際に注意しておきたい点がありますのでご紹介いたします。
あるメーカーさんの例です。
商品が個人でも扱えるものだったので個人代理店が多く出来ていきました。
個人で営業している方にとっては名刺がなければ売りづらい。
当然のように「名刺を作って欲しい」という要望が出ました。
メーカーは、メーカーの住所と電話番号で、個人ごとの名刺を用意することにして配布していました。
ところが、ある日、個人代理店の中の一人が自動車で交通事故を起こし、相手方に怪我をさせていましました。
この相手方からメーカーに損害賠償の訴状が届き事件が発覚。
事故を起こしたのは個人ですが、事故後に名刺を出して名乗ったため賠償の責任がメーカーに移ってしまったのです。
このようなことから、むやみに名刺を発行するべきではないと考えます。
詳しくは顧問弁護士などに相談して決定するようにしましょう。