成長局面の出店加速は、売上拡大の一方で手元資金を一気に細らせるリスクがあります。今回は、急ピッチの多店舗展開で資金繰りが悪化し、返済猶予(リスケ)も視野に入っていた段階で日本代理店協会へご相談いただいた飲食フランチャイズの事例をご紹介します。
相談の背景
ご相談者は、好調な売上を背景に1年で複数店舗を出店してきた飲食FCの加盟事業者様です。出店ごとに保証金・内装・採用費がかさみ、各店が軌道に乗る前に次の出店が重なった結果、手元資金が想定以上に減少。既存借入の返済負担も重く、リスケを検討する段階に入っていました。
- 投資の前倒し:出店コストが先行し、新店の黒字化までの運転資金が不足。
- 返済負担の集中:複数の借入の返済が重なり、月々のキャッシュアウトが過大に。
- リスケ検討:このままでは返済猶予に頼らざるを得ない状況。
日本代理店協会からの提案
- まず資金繰りの実態把握:店舗別の損益と全体のキャッシュフローを分解し、どの店が資金を消費しているかを可視化。
- 出店ペースの再設計:当面の新規出店を一時停止し、既存店の黒字化を優先する方針を整理。
- リスケに頼らない調達:事業計画を立て直したうえで、追加の運転資金調達で立て直す道筋を提案。
結果
店舗別収益の見える化と出店計画の見直しにより、金融機関の理解を得て運転資金1,500万円を追加調達。リスケに踏み込むことなく資金繰りを安定させ、既存店の黒字化に経営資源を集中できました。出店は再開のめどが立ち、今は計画的な拡大に切り替えています。
同様のお悩みをお持ちの方へ
「成長しているのに資金が苦しい」「リスケを考えている」という段階でも、打てる手はあります。早めにご相談いただくほど選択肢は広がります。日本代理店協会では、資金繰りの立て直しから調達まで実務に即してサポートします。