本部向けノウハウ

「販促ツールを用意する」代理店構築マニュアルより

パンフレットやカタログのほかにも、販売を促進するためのものがあります。以下は一例ですが、どれも役に立ちますので予算があればできるだけるだけ準備してください。重要なのは、貴社の商品サービスをアピールすることはもちろんですが、その販促物を通じて代理店の販売成果になるように考えておく必要があるということです。例えば、キャンペーンコードなどを入れておいて注文時に確認するようにしたり、代理店の電話番号を入れてあげるなどです。

メーカーだけの宣伝になってしまったり、メーカーの直販の売上なってしまうようなら代理店の心証を悪くしてしまいますので注意が必要です。

1)名刺
代理店が法人であれば「○○○○○正規代理店」などのロゴをデータで用意しておいて渡します。個人であれば信用を得るための名刺を用意してあげましょう。その場合、電話は貴社の電話番号を入れて、個人の携帯電話を印刷してあげると使いやすいと思います。また、メールアドレスは代理店専用のメールアドレスを作ってあげるか、support@~というような共通のメールアドレスを用意しましょう。個人のフリーメールを入れている場合がありますが貴社の信用度が落ちますのでやめましょう。

2)アドカード
アドカードとは、名刺の大きさの広告です。ハガキ大のものでもいいでしょう。商品・サービスにもよりますが、代理店用のホームページを用意しておいてQRコードなどで誘導したり、代理店専用のメールマガジンに登録させたりと、情報量が少なくてもいい場合は、このような小さな販促物を用意するとコストも安くて済みます。気軽に取り組める印象がありますので代理店獲得も有利になります。

3)ボールペン・メモ用紙
ノベルティグッズとして、オーソドックスですが、事務用品を用意してはいかがでしょうか。実用的なので喜ばれるというだけでなく、この商品・サービスは売れているという印象を与えます。代理店にとっても、営業しながらスッと出せる販促物ですので、販売を促進する目的で用意するのもいいと思います。

4)マグネット
商品・サービスにもよりますが、営業した時点では必要とされなくても、いつか注文が入るものであれば、マグネットも効果的です。オフィスであれば机に。家庭であれば冷蔵庫などにマグネットを貼っておいてもらって「そういえばマグネットがあった」と思い出してもらった時に販売につながります。

5)カレンダー
配布する時期が限られてしまいますが、毎日のように目にすることから年間を通じて貴社商品・サービスをアピールできるのがカレンダーです。マグネットと同様、欲しいと思った時にカレンダーを見て注文をいただいたり、インターネットで検索されるような仕掛ができる商品・サービスに向いています。

この他にもアイデア次第で、貴社なりのいい販促ツールがあると思います。

単にアイテムを増やすのではなく、パンフレットの延長上として、どんなものがあれば代理店が販売につなげやすいかを考え、そのためのツールを用意しておきましょう。


「代理店構築マニュアル」について
一般社団法人日本代理店協会では、代理店に関する各種情報を無料・有料に提供しております。
詳しくは入会案内をご覧ください。

関連記事

新着記事
会員限定
おすすめ
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録