優良ビジネス認定2024でシルバー認定を取得した「保険送客サービス」のDSP株式会社様に、サービス内容や受賞した感想などを伺いました。
（インタビューにお応えいただいた方：取締役 五十嵐寛記様、HRS事業本部HRS第2営業部部長 柿尾裕一様）
Q.まず初めに御社のビジネスにかける想いを教えてください
弊社は人材派遣会社で、今回受賞した保険送客サービスは全くの新規事業としてスタートしました。きっかけは、家電量販店様への人材派遣のお仕事で、店頭に立ってお客様に保険の送客をするというところからでした。実際に家電を買いにいらっしゃったお客様にお金に関してのお話をさせていただくと、非常に関心が高く好評で、送客の成果も良かったため、新規事業として全国に展開しています。
このビジネスの特長として、人材不足により人材供給の難しさに直面しても、新しく人材を雇うことなく事業を始められるという点があります。人だけでなく、設備投資など不要で、個人情報も取り扱わなくてでき、しかも保険の資格を取得しなくてもできるシステムを開発しました。メインの商材に加えて併売ができるという点も魅力の一つですので、一社でも多くのパートナー様にプラスの売上貢献というところでご採用いただるようになればいいなと考えています。
主に主婦層のお客様を持つパートナー様との相性が良く、最近では新NISAをはじめ資産形成や資産運用、老後の資金を自分たちで準備しましょうという意識が高いのですが、誰に相談していいか分からなかったということで喜んでいただくことが多いです。この事業を広く展開することで社会的にも貢献できるのではないかと考えています。
Q.パートナー制度を作られた経緯について教えてください
この事業を始めてまだ2年経たないくらいですが、自社である程度数字と実績ができたので、代理店さんも同じ成果を得られる教育プログラムも作れると考え募集活動をスタートしました。初めはリストを作って一社ずつ電話して説明し、訪問して一緒にやりませんか、とお声がけしていきました。いろいろ苦労はしましたが、お互いにイニシャルのコストがかからないので比較的多くの企業様が話を聞いてくださいました。
そんな中、営業人数100人くらい抱えている企業様が、既存事業から撤退し次の仕事を探しているタイミングで話を聞いてもらうことができ、弊社のサービスを始めたということがありました。他にもいろいろな状況やご縁をいただいて、今では全国でパートナー様を募集するような状況となっています。
Q.パートナー制度を展開してみて良かった点を教えてください
ご存知のとおり人材派遣業は労働集約型で、人を派遣するという形なので人ありきというところがあります。事業成長という点で見ると歩留まりというか成長には一定の制限がかかってしまいます。その点この事業は制限なく拡大していくことができます。代理店様を設けることで、弊社が持っていない領域のお客様であったり、弊社にはないスキルを持っている営業の方とつながりを持つことができ、お互いWIN-WINの関係を作ることができています。
Q.既存のパートナーの皆様に何か一言あればいただけますでしょうか？
まずはこれまでご協力いただきありがとうございます。現在、パートナー様を集めて週に2～3回、研修会を開催させていただいていますので、積極的にご参加いただきたいです。顔を合わせながら今後もいろいろと協力関係を作ってきたいと思っております。
今後については、パートナー様が100社、200社と増えてきたら、パートナー様同士で交流できる場を設けて案件共有やお互い別のビジネスでシナジーを得ていただくことも考えております。弊社自体、パートナー様から人材派遣の人材をご紹介いただくというケースも出てきているので、こうした異業種間での交流による可能性を非常に感じています。
Q.最後に優良ビジネス認定を受けてみた感想を教えてください
認定を受ける際に、代理店の売上に応じたランキングや情報共有が重要だという内容がありました。弊社はこれまで基本的にはパートナーさん一社ごとに対応していたのですが、実際にパートナーさんに聞いてみると、他の代理店さんの成功事例を聞いてみたいとか、7割くらいの方が共有して欲しいという意見だったんです。ではそちらの獲得の数字とか共有しても大丈夫ですかと聞いたら、共有していいですよという答えが多く、逆に他社がどれくらい取れているのか知りたいという積極的な方が多かったのに驚きました。先ほどの週2～3回の研修会も、今は誰でも好きには入れるようにしていて非常に好評です。この点は認定を受けて本当に良かったと思っています。
社内的には新規事業で立ち上げて1年4ヶ月経ってそういった賞をいただけたのは、弊社としても変化のきっかけにもなりますし、これからこの事業を積極的に行っていくきっかけにもなります。社内向けにも会社の取組みとして新しいことをやっているんだというブランディング効果にもなりますし、社内ブログやインスタグラムで積極的にアピールしていきたいと思っております。
社員が派遣するというお客様常駐型の働き方が多いので、どうしても本社側がどんなことをやっているのか、どんな取り組みをしているかということをこちらから発信していかないと伝わらないところがありますので、認定を受けたという良いアピールができるのは社内にとってもいいですし、パートナー様にとっても安心材料になるかなと思っております。ありがとうございました。
－五十嵐様、柿尾様、インタビューにご協力いただきありがとうございました。